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「複製機能」を私的録音録画補償金の対象に [意見]

とにもかくにもとんでもないことを言い出したと思う。
「複製機能」を私的録音録画補償金の対象に、権利者団体が提言
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20131114_623704.html
JASRACなどの著作権団体、PCやスマホからも補償金を徴収か
http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/16/copyright-royalty_n_4286259.html
後者の記事の方が少しわかりやすい。

「Culture First」は補償金の落ち込みがあるので、新たに取れる手段を考えました。
とりあえず、こうしたら金が搾り取れるのではないだろうか?という提案をしたということ。
つまり、Culture Furstは今回、「機器」を補償金徴収の対象とするのではなく、「機能」を対象とすると提言、パソコンやタブレットはもちろん、スマートフォンやスキャナー、プリンターなどの機器メーカー、音楽をコピーするソフトやスキャニングソフトを製作する企業、さらには、インターネットで提供されるサービス事業者が幅広く徴収の対象としたいというわけである。

その背景は、保証金の落ち込みなのだが、後者のリンクに出ている保証金の表を参照すると、
メディアからの収入が9400万円、ハードウェアからの収入が0になったため。
しかし、ここで考えて欲しい。ハードウェアからの収入が0になったのは、当然、著作権云々が
あった為である。コピー10とか導入することになったのはそういうことからだ。
当然、著作権対策されているのだから、私的利用は許可されている。当然のことだ。
当然の結果である。
メディアの方については、まあ世界的にメディアそのものが売れてないというのがある。
ゲームラボに出ていたのだが、CD、DVDについては、かなり減ってきている。
BDの伸び率も悪いが、実は日本だけそこそこ売れている。これは日本だけ、TVの録画
などがあるからだろうが、それよりも世界的に減ってきている理由がビデオオンデマンドの
普及にあるという。日本ではあまり流行っている感じがしないが、世界的にはメディアを
使わない、いわゆる複製などの二次利用とは関係ない世界に行きつつあるようだ。
当然メディア収入なんて今後も伸びない可能性は高い。

日本でCulture Firstの言う提言が話題になれば、当然ユーザーは払いたくないからますます
メディアは売れなくなりハードウェアも売れなくなり、オンデマンドという仕組みの方にいく
かもしれない。これって、提言を無理矢理適用できない範囲ではないだろうか?
つまり、Culture Firstは延命使用として自分で自分のクビを締めているように感じる。

結局の所、すでにCulture Firstは既にいらない組織になりつつあり、何をやろうといずれは
いらなくなるとしか思えない。というか余計なことをして、より、違うものを進めてしまう
ことになるような気がしてならない。
オンデマンドになって、複製、二次利用ができないものから料金を取ろうというのか?
だとしたら単なる悪の組織である。
よけいなことをしなければ、わずかに保証金が得られていたのに、今回の提言で、
メディア業界を潰し、電気業界を苦しめ、そして自ら滅んで行く道を歩もうという、
Culture First。何がやりたいのかさっぱり意味不明だ。

ちなみに、私は、音楽関係は、Hamble等のDRMフリーのサントラくらいしか買ってない。
iPod Touchとかで聞くことくらいしかしなくなってしまった。
変な活動されると、行動がどんどん制限されていくんだよね。
#それでも、多少は保証金をメディア代として払わさせられているのだが。
 変換して欲しい所、わずかな金額だろうけど、ビデオ用と書かれたものに、DRMフリーの
 ゲームを入れて保証金を取られているんだから始末が悪い。



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